家族と私と本と。

日常のつれづれと読書の記録

8月14日の出来事。

朝9時半。伯父から電話があり、今日は何時頃来るのかと聞かれた。

10時半か11時の予定だと答え、すぐ伯父が同居する祖父宅に電話する。

義伯母がでたので、10時半から11時訪問予定と伝えた。

10時過ぎ、自宅出発。近くのケーキ屋さんでゼリーとプリンを買う。

これなら寝たきりの祖母も、歯を悪くしている祖父も食べられるだろうと思って。

祖父はまだしっかりしているから、できれば何か噛みごたえのあるものを食べたほうがいいと思うけれど、どれくらいの硬さのものなら大丈夫なのかがわからない。

 ついでに先日の日帰り旅行のおみやげも持っていった。

祖父は最近無気力状態で、行ってもお酒に酔っていて反応がうすくひげも髪も伸び放題で、見ているこちらも胸をいためていたのだけれど、お盆だからか髪もひげも手入れし、こざっぱりした水色のワイシャツにグレーのスラックスという上品な格好をしていた。

農協の出版物だという読み物を読んでいて、声をかけるとうれしそうにしてくれた。

こどもたちと写真を撮って、お小遣いまでもらった。久しぶりに行ったのにありがたいやら申し訳ないやらだった。

祖母は、前に行ったときは私だと認識してくれていたのが眼の光り方でわかったのだけれど、この日はわからないようだった。

曽祖父と曾祖母を祀るお仏壇にお参りもしたけれど、これがお盆かと思うほどさびしいありさまだった。全体的に埃っぽく、花入れには菊が活けるというより無造作に放り込んであり、お供え物もビスケット一袋のみと貧弱で、祖母が取り仕切っていた頃の華やかさ、立派さを思いだすと何だか悔しく、悲しかった。

その後父方の祖父母のお墓参りをし、家へ戻る。

夫が焼きそばを作ってくれたのでお昼ご飯を食べて、行きつけのマッサージへ。どうも風邪が治らないし、肩こりに加え腰も背中も張ってきていていたので、夫に頼んで行かせてもらったのだ。いつも担当してもらうKさんはお休みだったのが残念だけど、1時間の施術でかなりましになった。

一度帰宅してお茶を飲み、明日からの予定を話し合う。

16日は実家に子どもたちを預けて2人でデートの予定を、みんな風邪気味だし家事をしたいから取りやめようと夫が言う。泣きそうなくらい悲しかったけれど、仕方がなかった。

晩ごはんは実家でごちそうになる約束だったのでまた車に乗る。実家では母と妹が準備を始めていて、私も手伝ったけれど、朝から父も含め3人でケンカをしていたようで、ぎこちない雰囲気だった。父は家を飛び出したそうで、すっかり晩ごはんがととのっても帰ってこず、仕方なく母、妹、夫、私子どもたちでいただく。メニューは唐揚げに天ぷら、お刺身、おみそしるにサラダ。母は天ぷらが上手なのでとても美味しかった。デザートは妹の友人からいただいたという千疋屋のフルーツゼリー。果肉がたっぷり入っていて、すでに満たされていたおなかがはちきれんばかりになった。家へ帰ってきて、寝る直前に母から父が帰ってきたと連絡があり、ほっと一安心。中年も過ぎて老年に差し掛かっているというのに、小中学生みたいな理由で家族を心配させないでほしいと真剣に思う。帰ってきたくないならそれでもいいから、無事かどうかの連絡くらいはしてくれてもいいんじゃないだろうか。