家族と私と本と。

日常のつれづれと読書の記録

去年と同じ日に。

何と、去年と同じ日に今年初のブログ更新です。

姫始めの日まで一緒。

やっぱり1月はなんだかんだとやることの多い月です。

だからというわけではないけれど、バレンタインチョコの手配が遅れ、買おうと思っていたクラブハリエのチョコレートバームクーヘンが売り切れでした。

最初にチェックしたときはまだ在庫があったのに、他も見てみようなどと欲を出したのがいけませんでした。来年は即購入します。

バレンタインデー。

職場で贈る義理チョコは悪しき習慣と言われますが、20代のとき働いていた2つの会社では毎年恒例行事で特に不満もありませんでした。

女子社員が合同で上司たちに(所属長と部長、役員クラスぐらいまで)贈るチョコレートを買いにいくのは後輩の仕事で、先輩達に予算をきき、早くからHPを見たり百貨店のパンフレットなど集めて検討し、バレンタインイベントへ下見に行き、候補を絞って購入、精算して。。。

面倒くさいしお給料出ないし業務ではないと言われたらそのとおりだけれど、社会に出て間もない頃のあの経験は、物の価値や社内の人間関係、贈答の礼儀等を知るプライスレスな経験でした。ちゃっかりプライベート用チョコの下見もして、イベント会場で試食までさせてもらい、楽しかったです。

ホワイトデーにお返しもいただいていたので、それも不満がなかった遠因かもしれないけれど、日常に膿みがちな会社員生活でいい刺激になっていました。

特に転職先の上司達のお返しは毎年の楽しみで、有名コスメブランドのハンドクリームセットや手に入りにくいチョコレート専門店のお菓子等、多少理不尽なことがあっても頑張って勤めようという気にさせられる豪華なラインナップでした。

今思えば、無理難題ふっかけられがちな内勤女性社員たちへのご機嫌取りだったのでしょうが、そんなお返しひとつで1年ゴキゲンに働ける女性が集まっていたあの会社は、間違いなく良い職場です。

不思議なのは、お義理丸わかりのチョコレートでも、上司達が皆一様にうれしそうにお礼を言ってくれていたことで、今となってはお返しを考えるのも大変だっただろうと思います。

学生の頃アルバイトしていた婦人小物売り場では、ホワイトデー前になると必ずおじさんたちが居心地悪そうにハンカチだのポーチだのを探しに来ていました。

レジに持ってこられるお返したちはどれもなんとも言えない花柄やレースやフリル満載のものが多く、「女子はこういうのが好きなんだろう」というイメージだけで選んでいるのだろうけど、もう少しリサーチしてから買いにくればお互い(本人も、店員の私も、それを贈られる女性も)ウンザリせずにすむのにと毎年思っていました。

我が家のホワイトデーは、数年前からリクエストすることにしています。

具体的な物の指定はしませんが、おいしいケーキが食べたいとか、ちょっとリッチな毎日のおやつになるような焼き菓子が欲しいとか。

一度何も言わないでいたら、意表を突くプレゼントをもらいました。

一生懸命考えてくれた気持ちは確かに本気でありがたいけれど、できれば自分の欲しいもののほうが嬉しいし、頭が恋でいっぱいのお花畑でもないのが結婚8年目のリアルなのです。