家族と私と本と。

日常のつれづれと読書の記録

近況と防災

5月も最終日。
娘はマイペースに学校を楽しんでいるようです。
毎日園バスに乗るのを拒否してドア前で泣き騒いでいた息子は仲良しの(可愛い)女の子ができたとたん、幼稚園へ行きたがるようになり男子の現金さを発揮。
やきもきしていた周りを脱力させたのでした。
仕事はゴールデンウィーク明けからさらに処理件数が増えはじめ、週に2~3回もソファで寝落ちする日が出てきて生活の建て直しをはかりたいところです。

そんな中、『レスキューナースが教える プチプラ防災』辻直美著、扶桑社を読み終わりました。
直接の被災地ではないけれど、震災を経験しているのと元々心配性な性格が相まって、防災に興味を持っていたのですが、読む時間がなかなか取れず、読了に3ヶ月もかかってしまいました。
余談ですが、精神的に余力のないときに重いテーマや複雑で思考力のいる内容は頭に入らないので無理です。
フワフワした内容の雑誌しか受けつけないこともあり、防災となると当然いろいろ思い出したり考えたりしながら読むのでかなりエネルギーを要しました。

同じテーマの本はたくさん出ていますが、これを選んだのはどう備えるかではなく、どうやって生き延びるかに重きを置かれていたからでした。
可能な限り家にあるものを使って防災するアイディアもよかったです。
自宅で、会社で、出先で、移動中に被災したら?
避難先は自宅避難か避難所なのか?
カバンに最低限入れておく避難グッズは?
香りに癒やし効果があるのでお気に入りの香りを準備しておくとか女性らしい服は徹底的に避けるなど意外な発見もたくさんありました。

普段家にあるものを使ってと言いつつ、娘は男の子っぽい服は1枚も持っていないし懐中電灯をつけてみたら点かなかったりと、準備物はいろいろありそうです。

3月から忙しかったです。

3月中旬、娘幼稚園卒園式。
その1週間ほど前、同じバス停のママたちでさよなら朝食会をしたとき、卒園式のママ衣装が7割方着物だと聞き、ビックリ。
うちの園の卒園式で母親は着物がデフォルトなのは聞いていたけど、今年はコロナでみんなスーツ着ると思いこんでいました。
大慌てで実家へ飛んでいき、母の訪問着の状態を確かめ、お世話になっている呉服屋さんに電話して着付けの手配をしてもらい。
次の日、着物一式見ていただくために必要なもの全部持って、呉服屋さんへ。
幸い着物はシミになっていなかったけれど、長襦袢の衿は付け替えが必要で、卒園式前日に母が数時間かけて付け替えてくれました。帯上げや帯締めなどは30年前の物なので使えず、新しく購入するはめに。
それでもその小物を入れるだけで、昔の訪問着がぐっと現代的になるから和服の魅力は不思議です。
卒園式当日、他のお母様方は髪のセットはもちろん、ネイルやらまつげエクステやら誰が主役なのかという張り切りぶり。
聞けば近隣市内の他私立幼稚園でも似たりよったりらしく、私のリサーチ不足が露呈したのでした。
レンタル着物組もいたけれど、自前組がほとんどで今更ながら私立だったことを実感。
元々幼稚園の決め手は感性重視の教育方針と総芝生の広々した園庭が、私自身が通っていた公立幼稚園を彷彿とさせたからでした。
今は政府から補助も出るし、地方の私立幼稚園なんてお金持ちでなくても通えますが、そういえば専業主婦家庭が多いし、子どもたちもお父様お母様ごきげんようとか言うし、余裕のある家庭の子女が想像以上に多かったことに、卒園するとき気づきました。
普段のお母さんたちはみんな気軽な服装で、持ち寄りのお菓子もスーパーの大袋ばかり。
私立でよく聞くママ友同士のいじめやマウントも一切なく、どの保護者も礼儀正しく親切で、適度に距離感もあり、過ごしやすい3年間でした。

卒園式の翌日は同じ通園バスグループの公園遊びの会、翌々日は息子の入園説明会、
その次はすみれ会(年長クラス時の公園遊びの会)
その数日後は娘のお友達とママを我が家に招いて卒園おめでとうパーティー
ドミノピザとシャトレーゼのケーキ、リンゴジュースでお祝いでした。

そこから新学期までは怒涛の入園入学グッズ準備。
算数セットや膨大な文房具の名前シールつけ、目印用ワッペンのアイロンと縫いつけ作業、上履き袋給食袋コップ袋レッスンバッグ等合計15点の手作り作業。
制服の裾上げ、制服や体操服やハンカチやティッシュ、マスクの名前書きなど。
娘にも名前シール貼りなどできることはさせて、実母と、土日は夫も動員して朝から晩まで縫い物、実父はベビーシッター要員でした。
入園式、入学式のあとは持ち帰った膨大な書類書き、教科書ノートの名前書き。

本格的に新学期が始まると、6時に起きて朝食作り、娘の朝の支度と勉強をみてやり、息子の着替えと登園準備を手伝い、7時半に集団登校の集合場所まで息子も連れて娘を送り、そのまま途中まで見送り。
家に戻り、家事を進めつつ幼稚園に行きたがらない息子(号泣して暴れる)と戦いながらバス停まで送って文字通りバスに押し込み、家に戻って家事と仕事、買い物振り込みクリーニング等雑用をすませていると娘の帰宅時間。通学路の途中まで迎えに出て、帰ると着替えさせ、下の子を二人でバス停へ迎えに行き、また帰ってきて宿題をさせておやつを食べて速攻で習い事へ。
家を出たり入ったり、蜂か蟻のよう。
帰宅後は勉強を見てやり晩ごはん作りと後片付け、お風呂、お風呂上がりのお世話、絵本、寝かしつけ。
普段はご飯の後片付けやこどものお風呂を夫がやってくれますが、残業だとワンオペになります。

その上、仕事では新しい業務が舞い込み、春は出会いたい季節なのか作業数も大量に増え、徹夜やソファで寝落ちもよくありました。
肩こりで歯と目が痛み、頭もガンガン、夫と抱き合っていても眠気で気を失いそうになる始末。。

ここまで疲労が溜まってやっと、身体に悪いと気付きました。
キャパシティがせまいせいで、目の前のタスクをこなすのにせいいっぱい過ぎて自己管理に全く気を配れていませんでした。

生活が少し落ち着き始めたころにゴールデンウィークが来そうです。
ゴールデンウィークはゆっくり休みたい。。

出会いと別れと王子様

新1年生の娘の王子様は、同じ幼稚園だったAくん。
年少クラスのころから、泣いている子にそっとハンカチを差し出すような優しい男の子で、給食時や通園バスでは彼の隣の席をめぐってキャットファイトが繰り広げられるほど女の子たちから超絶モテモテです。
この度小学校へ上がるにあたり、お別れになってしまったことを悲しんでいた娘は中学校が同じだと聞いて気を取り直し、1年生が終わったら中学校に行けるのか尋ねてAくんのお母さんを困惑させていました。
我が子ながら一途だなあと感心して見守っていたのですが、一途なのか意地なのか測りかねるのが湘南の海の王子です。
あんなに長い文章で何を語るというのか。
全部きちんと読んでもらえると思っているのが厚かましい。
だいたい、一行目から“私と眞子様”とは、畏れ多いと思わないのが不思議。
眞子様眞子様で、自分の立場が全然わかってない。
おひめさまなんていうのは、結婚相手は周りに任せておくのがいちばん幸せになれる方法だと思います。
世間知らずで男性を見極める力もないくせに、変に自分で選ぼうとするからこんな事態を何年も引きずって世界中に恥をさらすはめになってしまって。
早めに別れていれば傷も浅くて済むし、海の王子なんていうよくわからない称号の人じゃなく、どこかの公国のプリンスか、それは難しくても世が世ならお殿様だったおうちの御曹司とでも結婚できたかもしれないのに。
いい例が高円宮絢子様で、私は結婚の報道があるまで彼女の存在を知らなかったけれど、お相手の守谷さんとの出会いのお話など拝見すると、さすが皇室の方の結婚という印象でした。
日本は上にいくほど階級社会だから、そこから逸脱して幸せになれるわけがないのです。
若い彼女には酷だし受け入れ難いかもしれないけど、税金で暮らし象徴の一族として生まれた以上、保証された生活とひきかえに自由はないのが現実。
それを受け入れた人が、絢子様のように今手の内にある中から幸せを見つけられるんだと思います。
“自分の恋人→夫選び”という視線ではなく、“皇室の義理の家族”としてふさわしいかどうかで配偶者を選んでほしいと一国民として切実に願っています。
今ならまだ間に合う!
皇室に払う税金は仕方ないけど、海の王子にお金をあげる義理はないんで。

ひめはじめとギャップの作り方。

ブログを書く時間ぐらいはひねり出せるはずなのに、文章が浮かばず書けずにいました。

今年のひめはじめは三が日。
どうしてもマンネリ感は拭えなかったけれど、二人の時間を持てたので良しとしました。
その後何回か機会はありましたが、自分でも複雑なことに待ち望んでいたにも関わらず、いざとなると気分が乗らず最後まで乗り切れなかったり。
恋人同士の間は会えた日を逃すわけにはいかなくても、毎日一緒にいて二人の間に生活がある場合、それより睡眠時間優先だったりします。
いつも同じ家にいてその気になればできないことはない環境がマンネリを呼ぶのかもしれません。
一緒にいたくて結婚したのに、皮肉なものです。

ところが昨日。
解消の糸口を発見しました。
それは何か別のこと、例えば政治とか経済の時事ネタ、行ってみたい国や地域など全く関係のない話をしながら事を進めるやり方。
人によっては、失礼だと怒るかもしれないし、恋人時代なら私も怒ったかもしれないけど、ゆうべは話の内容と指先の動きのギャップについつい夢中に。
反応がいいと相手も盛り上がるらしく、いいコミュニケーションでした。
でもこれは諸刃の剣。
話題が深刻すぎたり、子どもが絡むととたんに色っぽさがなくなってしまいます。
それにきっといつかはまた刺激を覚えなくなるでしょう。

とりあえず、ギャップを作るのが手っ取り早い方法なのはよくわかりました。
問題は、どうやって新しいギャップを生み出すかです。。

2020年振り返り。

師走と言いますが、その通りめちゃくちゃ忙しい一ヶ月でした。
コロナのせいで気をもむことも多々。
ブログに書きたいことは山ほどあるのに、後半全く書く時間取れず。

今年はコロナがあって仕事を始めて激動の1年でした。

来年また業務が増えそうで
幼稚園の役員もまわってきそうで
親族に危篤状態の人がいて
子どもが小学生になるし
夫はミレーナを入れてほしいと言うし

来年も忙しそうです。
こうやって年齢を重ねていくんだなあと最近思います。
石田ゆり子さんや長谷川京子さんみたいな大人の女性に憧れますが、見た目「あたしんち」の母みたいにならないように努力するのが精一杯な気もします。
あたしんち面白いけど。

本も、作者には失礼ながら全く大したもの読みませんでした。
実用書ばかり。
来年は一ヶ月に一冊くらいは精神的にプラスになる本を読みたいなあと思います。

1ヶ月以上ぶりに。

1ヶ月以上もブログを書きませんでした。
先月は子どもの運動会、法事、自分の誕生日、仕事のミーティング、幼稚園の入園面接、就学前健診、子どもの誕生日、子どもの習い事が週3回などやることが目白押し。
業務内容も3倍くらいに膨れ上がり、こなすのに精いっぱいで。
その合間をぬって久しぶりに、夫とショッピング後カフェでランチ→ホテル→夕食デートという、絵に描いたような独身同士のデート内容を楽しみました。 
前回ルーム料金が高く感じて(この辺が所帯じみてしまった証ですが)どうせすることは変わらないんだからと安い部屋にしたらイマイチ盛り上がらず、シャワーもそこそこに帰宅する最悪な事態に。
その反省を踏まえ、今回上から2番目の部屋にしました。
サウナがついていて岩盤浴もあって、ソファセットにダイニングセットにミニキッチンに、ドレッサーつきでデラックスすぎる造り。
普通のシティホテルならスイートルームの規模です。
タオルやバスローブなどリネン類も豊富で文句なしでした。
が、肝心の私は内心盛り上がりに欠けていて、コミュニケーションをとりたくないわけではないけれど、積極的に取りたいとも思わない、何とも微妙な心境。
雰囲気的に、夫も実は内心同じだったのではと思うけれど、珍しく休憩はさんで2回できたので、男の人のメカニズムはやっぱりよくわかりません。
物音とか、寝具の汚れとか時間を気にしなくていいのはメリットだけど、ホテルはもう当分いいかな。。
緊急事態宣言中の空気はどこにいってしまったのか。

普段あまり話せないこどもへの接し方や教育方針、自分たちの人生の展望などゆっくりすり合わせできたのは収穫でした。
やっぱり現代社会の夫婦は二人の時間がたまには必要だと思います。が、こどもを預けられるほど信頼できる場所があってこその夫婦の時間だとも思うので、その環境に感謝しています。

写真の問題と自分の婚活。

在宅ワークが始まって1カ月半経ち、少しずつできることが増えてきました。

仕事内容は、主にお見合いの申し込みや受諾にかかわる作業です。

ほとんどの人が普通に申込み、振られたり受諾されたりしてお見合いに進み、また振られたり受諾されたりして仮交際に進み、また振られたり受諾されたりして真剣交際に進み。。。と要は振られたり受諾されたりの繰り返しです。

アップダウンの激しい毎日で、婚活で精神をすり減らすのもよくわかります。

ところで、お見合いのお申込み。

先方仲人さんのコメントに、「本人希望です。」と、それがさも特別で良いことのように書いてあるのがいまいち納得できず。

本人希望のお見合いなんて当たり前じゃないの?

本人希望と書いてなければ、仲人さんに言われてしぶしぶ申し込んでるってこと?

毎日プロフィール見ていて、写真で損してる人が意外と多いのに気づきました。

男性はきちんとスーツを着て写真館で撮ってもらうだけで全然違うのに、外見に構ってない様子の人に限って、わざわざぶさいくにうつしたとしか思えないような写真を出しています。

一人暮らしの部屋と思しきくらーい場所で、小太りの汗とあぶらにまみれた顔でニタっと笑っているような写真とか。背景に生活感丸見えとか。会員さんでなくてもぞっとします。

実家の玄関らしき場所で身体をくねらして上目遣いとか。

スエットに無精ひげ、こちらをにらみつけて完全に犯罪者顔とか。

女性は髪も整えず、化粧っけもなく、暗い色の服に暗い表情で撮った写真とか。

本当に結婚したいのか神経を疑います。

これで誰か釣れると思っているのか。

婚活中の人は全員、一度ライバルたちが出している写真と自分の写真を並べて見てみる機会があればいいのに。

あるいは、自分の写真を見て、この人と結婚したいと思えるかどうかがカギな気がします。

そんな人たちに限って若い美女やハイスペイケメンにばかり申し込んでいたりする厚かましさと恥しらずさ。

俯瞰とか客観的とかいう言葉が辞書にないのでしょう。

男性も女性も、もう少しがんばればきっともっとかっこよかったりかわいかったりするのに、本当に残念です。

誰だって、レストランの店構えが小汚ければ入るのを躊躇するのと同じで、できれば小ぎれいな人と出会いたい。

それから、趣味の欄に体を鍛えることと書いているにも関わらず、2重あごにつきでたおなかを隠そうともしてない写真を出している男性。これは担当の仲人さんも悪いと思う。まだ食べ放題巡りにハマってますとかのほうが潔くていい。それか、せめて最近始めましたと書くとか。

体型をすぐにどうにかはできないけど、服を買って美容室に行って写真を撮ってもらうのなんか、お金さえ出せばできるのに、何なら食費や地下鉄バス代抑えてそちらにまわせば、痩せれて一石二鳥なのに。

 ここで自分が友人知人のツテのみを頼って婚活していた頃をふいに思い出しました。

どういう人が来るのか詳細はよくわからず、頼みの綱は幹事のみという不安と緊張と期待。

お相手が大手企業のエリート組と聞いて、朝から美容室とネイルサロン行って、百貨店のコスメカウンターで化粧を直してもらい、気合いじゅうぶんで参加したのに、エリートはメンバー内の1人だけであとは全員フリーターのあるあるとか、人数合わせで呼ばれただけと油断していたら士業系のイケメン揃いだったとか。当然次にはつながらず。

相手のほうがものすごい熱心で楽しみにしている公務員コンパと聞いていたのに、フタあけたら男性陣は全く喋らず、女子チームは一生懸命お酌したり盛り上げたり持ち上げたりした挙げ句1円単位で割り勘とか。

先輩に引きずって行かれた消防士合コンでは危うくお持ち帰りされそうになり、行ってみたら50人規模の飲み会で誰が誰だかわからず40分で退散したりとか、二次会もなく相手がそそくさと帰ったなと思ったら、女子の会費はこっそり金額上乗せされていたとか、取引先のおじさんに無理やり組まされたコンパでセクハラされそうになったりとか、ひどい経験は枚挙に暇がありません。結婚できたからいいようなものの、集団でやるコンパより、お見合いのほうが身元も顔も割れていて安心だし、しがらみがないからお断りもスムーズで効率いいなあと思います。

だから婚活中の方々は男女ともに、見た目を整えることを厭わず怠けず、むしろ結婚への近道だと思って写真を撮りにいってほしいです。

会ってもらえないことには、始まらないのだから。