家族と私と本と。

日常のつれづれと読書の記録

写真の問題と自分の婚活。

在宅ワークが始まって1カ月半経ち、少しずつできることが増えてきました。

仕事内容は、主にお見合いの申し込みや受諾にかかわる作業です。

ほとんどの人が普通に申込み、振られたり受諾されたりしてお見合いに進み、また振られたり受諾されたりして仮交際に進み、また振られたり受諾されたりして真剣交際に進み。。。と要は振られたり受諾されたりの繰り返しです。

アップダウンの激しい毎日で、婚活で精神をすり減らすのもよくわかります。

ところで、お見合いのお申込み。

先方仲人さんのコメントに、「本人希望です。」と、それがさも特別で良いことのように書いてあるのがいまいち納得できず。

本人希望のお見合いなんて当たり前じゃないの?

本人希望と書いてなければ、仲人さんに言われてしぶしぶ申し込んでるってこと?

毎日プロフィール見ていて、写真で損してる人が意外と多いのに気づきました。

男性はきちんとスーツを着て写真館で撮ってもらうだけで全然違うのに、外見に構ってない様子の人に限って、わざわざぶさいくにうつしたとしか思えないような写真を出しています。

一人暮らしの部屋と思しきくらーい場所で、小太りの汗とあぶらにまみれた顔でニタっと笑っているような写真とか。背景に生活感丸見えとか。会員さんでなくてもぞっとします。

実家の玄関らしき場所で身体をくねらして上目遣いとか。

スエットに無精ひげ、こちらをにらみつけて完全に犯罪者顔とか。

女性は髪も整えず、化粧っけもなく、暗い色の服に暗い表情で撮った写真とか。

本当に結婚したいのか神経を疑います。

これで誰か釣れると思っているのか。

婚活中の人は全員、一度ライバルたちが出している写真と自分の写真を並べて見てみる機会があればいいのに。

あるいは、自分の写真を見て、この人と結婚したいと思えるかどうかがカギな気がします。

そんな人たちに限って若い美女やハイスペイケメンにばかり申し込んでいたりする厚かましさと恥しらずさ。

俯瞰とか客観的とかいう言葉が辞書にないのでしょう。

男性も女性も、もう少しがんばればきっともっとかっこよかったりかわいかったりするのに、本当に残念です。

誰だって、レストランの店構えが小汚ければ入るのを躊躇するのと同じで、できれば小ぎれいな人と出会いたい。

それから、趣味の欄に体を鍛えることと書いているにも関わらず、2重あごにつきでたおなかを隠そうともしてない写真を出している男性。これは担当の仲人さんも悪いと思う。まだ食べ放題巡りにハマってますとかのほうが潔くていい。それか、せめて最近始めましたと書くとか。

体型をすぐにどうにかはできないけど、服を買って美容室に行って写真を撮ってもらうのなんか、お金さえ出せばできるのに、何なら食費や地下鉄バス代抑えてそちらにまわせば、痩せれて一石二鳥なのに。

 ここで自分が友人知人のツテのみを頼って婚活していた頃をふいに思い出しました。

どういう人が来るのか詳細はよくわからず、頼みの綱は幹事のみという不安と緊張と期待。

お相手が大手企業のエリート組と聞いて、朝から美容室とネイルサロン行って、百貨店のコスメカウンターで化粧を直してもらい、気合いじゅうぶんで参加したのに、エリートはメンバー内の1人だけであとは全員フリーターのあるあるとか、人数合わせで呼ばれただけと油断していたら士業系のイケメン揃いだったとか。当然次にはつながらず。

相手のほうがものすごい熱心で楽しみにしている公務員コンパと聞いていたのに、フタあけたら男性陣は全く喋らず、女子チームは一生懸命お酌したり盛り上げたり持ち上げたりした挙げ句1円単位で割り勘とか。

先輩に引きずって行かれた消防士合コンでは危うくお持ち帰りされそうになり、行ってみたら50人規模の飲み会で誰が誰だかわからず40分で退散したりとか、二次会もなく相手がそそくさと帰ったなと思ったら、女子の会費はこっそり金額上乗せされていたとか、取引先のおじさんに無理やり組まされたコンパでセクハラされそうになったりとか、ひどい経験は枚挙に暇がありません。結婚できたからいいようなものの、集団でやるコンパより、お見合いのほうが身元も顔も割れていて安心だし、しがらみがないからお断りもスムーズで効率いいなあと思います。

だから婚活中の方々は男女ともに、見た目を整えることを厭わず怠けず、むしろ結婚への近道だと思って写真を撮りにいってほしいです。

会ってもらえないことには、始まらないのだから。