家族と私と本と。

日常のつれづれと読書の記録

『気が利く人の押さえどころ』 柴田陽子 ※図書館

先日NHKプロフェッショナル仕事の流儀で、取り上げられていた方の著書です。

取材の中で、部下に求めることは気が利くかどうかだ、と答えていたのが印象的で、本書にたどり着きました。

どんな心構えで、どうすれば気配りのある仕事の進め方ができるかが書かれていて、「そうそう、昔こんな感じだった。自分もこういうふうにできてたらよかったのに」と、5年あまりの体当たり社会人生活を振り返り、こんな良い指南書があれば、痛い目に遭う機会を少しでも減らせたんじゃないかと思ったり。

今の就活前の学生さんや、新社会人さんが読んでも役立ちそうな自己啓発本でした。

学生時代、気が利くとは本質的にどういうことか、と悩んでいたので、できればそのとき出会いたかったなあ。(2009年初版だから無理だけど。)

最後は家族への気遣いが実は最も大切、と結んであり、少しハッとさせられました。

でも、うちの夫は控えめに言ってとても気の利く人なので、先回りして気配りするのはなかなか大変です。できないときもあると割り切るか、たまにはスイッチオフにしないと、休まる暇がない。。。